トマト(ミニ・中玉も含む)は家庭菜園での夏野菜でとても人気のある野菜で、家庭菜園を始めようと思う方はまず初めに育てようとする野菜の候補に挙がってくるものだと思います。
とはいえトマトの品種はとても多く、どの品種を育てようかと悩むことが多いと聞きます。
そこで、実験的にいろいろな種類のミニトマトを(中玉も含めて)育ててきた僕が「これは」と思った、美味しくて甘いおすすめ品種をご紹介したいと思います。
なお、大玉トマトはミニトマトよりは難易度が上がるため僕は栽培していないのでここでは除外します。
ミニ・中玉トマトを家庭菜園で育てるなら定番中の定番を含めて甘くて美味いこの3品種
これから3つの品種をご紹介しますが、これらはこれまで僕が育ててきた中で美味しいと感動した中玉・ミニトマトになります。
苗で購入するのは難しいものもあって種から育てなければいけない品種もあります。お近くの種苗店、ホームセンターに苗が売っていない場合は早めに種の購入、あるいはネットでの種や苗のご購入をお勧めします。
本記事でも可能な限り購入サイトへのリンクを張っておきますのでご利用ください。
フルティカ
まさに定番中の定番。「フルティカ」です。
YouTubeでも中玉トマトのおすすめ品種といえばトップに紹介されるくらい超有名な品種です。
植えられる株数が少なく失敗したくない。という場合は「フルティカ」を選んでおくと安心できるかと思います。
1粒で食べ応えのある中玉で、おやつ感覚で食べるのには十分おいしい中玉トマトになります。
フルティカに関しては大体どの種苗店やホームセンターでも手に入るかと思います。
アマゾン
「アマゾン」は最近できた品種でゼブラ柄という珍しい見た目の中玉トマトです。
この品種はとにかく旨味がすごい。通常のミニトマトと違い、口に含んだ時に感じられる酸味が多少抑えられていて濃い旨味が口の中に広がります。
実がしっかりしていて食べ応えもあり満足感たっぷりな品種です。
家庭菜園にはある程度慣れてきて、ミニトマトも新しい品種に挑戦してみたいという方向けの品種になるかと思います(中玉ですが)。
この品種に関しては近場の種苗店やホームセンターで苗や種を売っているのを見たことがありません。
なので僕はネットで種を購入して種から育てました。
ピッコラカナリア
「ピッコラカナリア」も甘くて美味しい品種です。
某YouTuberさんがミニトマト栽培でこんな方法もあるよ。と動画の中で紹介してくれた「ソバージュ栽培」というものがあるのですが、そのソバージュ栽培を知ってチャレンジしてみようと思ったときに購入してみた品種です。
ソバージュ栽培とは放任栽培とも言って、あまり人の手をかけずに育てる方法です。
通常トマトを育てる際には脇芽かきといった処理が必要なのですが、ソバージュ栽培は生育初期こそ多少の処理は必要なものの、その後はそういった手間をかけずに育てるので作業的には楽になります。
ソバージュ栽培には大きく育つ品種がよいという話を聞きます。このピッコラカナリアもソバージュ栽培に適した品種で、育て方によっては収量を期待できる品種になります。
ソバージュ栽培を紹介されている方々はイタリア系の品種を使用されていることが多いように感じます。このピッコラカナリアもイタリア系の品種です(マウロの地中海トマトで有名です)。
マウロの地中海トマトだけでも品種は多く、僕が育てたことのある品種はこのピッコラカナリアだけです。
僕は苗で買ったのですが、その時も「買うのは1株だけにしよう」と思っていたので、どの品種にするか長時間悩んだものです。
店員さんから「悩んでますねぇ」と話しかけられ、甘いトマトなら「ピッコラカナリア」ですよと言われて決めた品種です。
ソバージュ栽培は株間を広くとる必要があるので、それなりの広さのある畑をお持ちであれば可能な栽培方法です。
あるいはソバージュ栽培をしないで普通に育てるというのであればそれも可能かと思います。
多少株数に余裕があるならおすすめのミニトマトの品種3選
住宅事情などによって育てられる株数が違うかと思いますが、植えられる株数に余裕があるのなら、上で紹介した3品種を複数株育てるという方法もありますし、別の品種を楽しむという方法もあります。
他の品種を楽しむということであれば、お勧めできるミニトマトの品種としては以下の3品種があります。
アイコ
中玉トマトの定番がフルティカなら「アイコ」はミニトマトの定番と言える品種です。
色々な農業系、家庭菜園系YouTuberさんがミニトマトの定番としてお勧めしているのをよく見かけます。
形はプラム形とかロケット型などと言われる形をしていて、トマトの特徴であるゼリー質が少なくトマトが苦手な方でも食べやすいといわれています。
アイコはとにかく育てやすいというのが僕の印象です。
うちではミニトマトに関しては長い間アイコを育ててきましたが、別の品種も試してみたくなって今は育てていません。
家庭菜園を始めて間もないといった方で「中玉もいいけどミニトマトも欲しい」という方はアイコは育てやすくておすすめです。
アイコに関してはメジャーな品種なので種も苗も種苗店やホームセンターで入手できることが多いかと思います。
シュガリーテール
「シュガリーテール」は名前の通り甘いミニトマトです。
この品種の特徴として「芯止まり型」であるということが言えます。草丈が1メートルほどで止まるのです。
通常、ミニトマトを含めトマトは草丈が2メートルに届くことも珍しくありません。そのため手が届かないくらい高くなると先端を切り落とす「摘芯」という作業をします。
そうやってそれ以上伸びないようにするわけですが、この品種についてはその作業が不要だということですね。その上、脇芽取りも不要です。
いわば放任栽培(ソバージュ栽培)に近い育て方ができる品種になります。
種袋によると露地栽培のみならずプランター栽培、鉢での栽培もおすすめとあります(とはいえ、鉢で育てるにはサイズ的に多少不安が残ります。大きめの鉢なら良いかもしれません)
実際僕は今年、プランターと露地で栽培してみましたが、確かにいい感じで育ちます。ベランダで世話をするのにも適しているのかなと思います。
とはいえ、やっぱり露地栽培の方が成長はよかったように感じます。可能であれば畑に植えて育てるほうが収量は期待できるでしょう。
ジャングル
「ジャングル」もシュガリーテールと同様に脇目とりや芯止めが不要な品種です。
種袋には特徴として「枝分かれごとに果房(実がつく部分)ができるので枝が折れてもリカバリーが可能」と書かれています。
芯止めが不要ということは手間を省ける分、逆に言えば枝が伸び放題になるので、何かの拍子に枝がポキっと折れてしまうという可能性も高くなるわけです。
仮にそうなったとしてもリカバリーが可能ということは安心材料が増えて「やってみようか」と思えるのではないかと思います。
また栽培方法としては「マルチの上に地這いで放任」という方法も書かれています。
通常トマトは支柱を立てて、それを支えに立てて育てるものなのですが、この品種は地這いでも育てられるという面白い品種です。
地這いだけに栽培スペースは必要となってしまいますが、そのスペースを確保できるのであればやってみるのもいいかもしれませんね。
もちろん普通に支柱にネットをかけて支えて育てるという方法も可能です。僕はこちらの方法で育てました。
育ててみたもののうまく育てられなかった品種
ここではちょっとした参考として、僕が育ててみたもののあまり上手くいかなかった品種についてご紹介しようと思います。
僕はうまく育てられませんでしたが、その品種が悪いというわけではないのでご了承下さい。
レジナ
「レジナ」は矮性種と呼ばれる品種で鉢植えで栽培可能な品種になります。矮性種とは普通のトマトのように大きく育たない品種です。
大きく育たないといえば、先ほど挙げたシュガリーテールもそうですが、それでもシュガリーテールは1メートルほどにはなります。
それに対して、このレジナは「観賞用・鉢栽培専用」ということもあって、成長しても草丈は15センチから20センチほどにとどまります。
鉢栽培ということを知ったうえで購入したのですが、やはり収量を期待してしまったために満足感的にはそこまで満たされるものではなかったです。
確かに観賞用としては十分なものだと思いますので、鑑賞目的とするならアリな品種かと思います。
鉢で育てられますし、日当たりがよければ家の中でも育てられるので、ミニトマトを身近に感じたいということであればよい品種でしょう。
僕は種をネットで購入しました。
通販サイトのレビューでも書かれていましたが、使い切れないくらいの結構な数の種が入っていました。
さてこれをどうしたものかと。頭を悩ませているところです。
ピーチトマト
「ピーチトマト」は桃のような産毛が生えたり、赤くないトマトで名前の通り桃っぽい見た目のトマトです。
確かにピーチトマトの実がなったときはトマトに産毛が生えているということに感動しました。
が、育て方が悪かったのか、種袋には実の色は「ピーチピンク色」とあるのですが、それほどピーチピンクとはいえず、まぁ「薄黄色」でした。
日当たりが悪かったのか肥料のやり方が悪かったのか、原因はわかりませんが、未熟な「緑色」から「食べられるであろう色」に変わる実がそれほどなかったという結果に終わりました。
それでも数個は食べたと思いますが、味は普通にサッパリとしていておいしいと感じました。
来年はリベンジをするかどうかは検討中です。
こちらの品種も近場の種苗店やホームセンターでは売っておらず、僕は種をネットで購入しました。
まとめ
ミニトマトは品種がたくさんありますし、品種の選定や株数の決定をするにあたっては住宅事情が大きく影響してくることかと思います。
大きな畑を持っているなら、それなりの品種や株数を揃えることも可能でしょうが、そうでもない場合は多くの品種の中から選択しなければいけません。
管理の手間もありますしね。
そういう場合、味を追求するのか収量を追求するのか、はたまたそこにある存在感で満足できるのか。
重視すべきものは人それぞれなので「こうしましょう、こうすべきだ」とは言えませんが、ここで紹介した情報が品種選定の参考になれば幸いです。
また、野菜の種を購入する場合ですが、種には有効期限があるので注意しましょう。
種を早く買ってしまっては、植えようと思った時には有効期限が切れているということもあるかもしれません。
また時期を逃してしまうと種が売り切れてしまうということも考えられます。
僕が数回種を購入したことのある「種もり」さんという種屋さんがあるのですが、そのショップでは春蒔き用の種は12月以降に、秋蒔き用の種は6月以降に新種が入荷するそうです。
種を購入する際は、その時期を目安に購入するとよいでしょう。
(とはいえ種によっては翌年も使えるものもあったりするのですが)

