家庭菜園で育てられる葉物野菜は色々ありますが、ウチではトマトやキュウリなどの実をつける果菜類をメインにここ数年育ててきました。
なので葉物野菜を育て始めたのはここ数年なのですが、そんなビギナーでもうまく育てられた葉物野菜があります。
ここでは、そんなおすすめの葉物野菜の種類とその育て方をいくつかご紹介します。
葉物野菜の種類
家庭菜園の葉物野菜栽培ビギナーでも上手くいった葉物野菜はこちらになります。
つるむらさき
葉物野菜というと暑さに弱いという印象があります。白菜は冬の鍋の時期のもの。なんていうイメージですし。
ところが、このつるむらさきは暑さにめっぽう強いという特徴を持ちます。つまりは夏場でも育てやすいんですね。
「つるむらさき」は葉も茎も食べられる無駄のない野菜で「家計にやさしい」という印象があります。
さすがに硬くなった茎は食べられませんが、育てやすい上に脇芽などがどんどん茂ってくれるので少ない株数で大量に収穫できますし、下手をすると取れすぎて食べきれない。といった嬉しい悲鳴をあげるほど効率の良い葉物野菜です。
レシピをたくさん用意しておかなければいけない野菜の一つですね。
茹でると少し粘りが出てくる所が特徴でしょうか。僕は一口サイズにザクザク切って炒めて青じそドレッシングを絡め、青じそドレッシングの酸味の尖りを抑えるためにちょいと砂糖を加えて食べるのが好きです。
株数としては4人家族であれば2・3株あれば十分なのではないでしょうか。
その程度であれば苗を買ってきた方が安い場合もあります。
うちの近くのホームセンターでは1株100円以下で販売していることが多く、4株買っても400円程度で済みます。
種から育てるという方法もありますが、手間暇などの金銭的・時間的コストを考えるとつるむらさきに関して言えば苗で購入するほうが良いのかなと思います。
空芯菜(エンサイ、エンツァイ)
空芯菜はよく知られている野菜だと思いますが、エンサイやエンツァイなどと呼ばれています。
実は「空芯菜」は商標登録されているという事実があります。そのため商標を持っていない会社は種袋に「空芯菜」と表記できず「エンサイ」「エンツァイ」と表記しているのだという話を聞いたことがあります。
それはそれとして、空芯菜は泥水の中でも育つというほど強い野菜なんだそうです。また熱帯アジア原産といわれているようで暑さに強い葉物野菜です。
葉物野菜の少なくなる夏にはありがたい野菜ですね。家庭菜園ビギナーに優しい野菜です。
こちらもつるむらさきと同じく、ほぼすべての部分が食べられます。その上、摘心(先端の成長点を切ること)すると脇芽が伸びだして、どんどん増えます。
管理せずに放置してしまうとボウボウに荒ぶる野菜で適切に収穫していけば数回は楽しめます。
空芯菜は露地栽培に関しては畑の端の方に植えるという方法でもよいのかなと思っています。空芯菜専用の場所を用意してあげなくても、それなりに育ってくれるのではないかと。
また先ほど「泥水の中でも育つ」と書きましたが、使える畑のスペースがそれほど余裕はないという場合は、空芯菜に関しては水耕栽培で育てるのも一つの方法です。
1度収穫してから次に収穫できるまで成長するには結構時間がかかるので、空芯菜を好きな時に食べたい。というのであれば時期をずらして複数植えるという方法もあります。
それなりの数の株数を植えて少しずつ収穫するという方法もあります。
育て方としては密植して細いまま量を多くして育てる方法と少ない株数で大きく育ててボリューミーに収穫するという方法があります。空芯菜の種もそれほど高いものではないと思いますので、両方の育て方を試してみるのも面白いかと思います。
ボリューミーに育てて収穫する場合は収穫を上手いこと計画しないと獲れすぎて大変なことになります。
大きくなった空芯菜は数本でかなりの「かさ」になりますので、調子に乗ってどんどん収穫していくと食べきれないほど収穫していた。なんてことになる可能性もあります。
気を付けたいところです。
空芯菜の食べ方としてはごま油で炒めてニンニク、塩コショウで絡めて食べるというのがよく知られた食べ方ですね。おいしいです。
数回収穫できるとはいえ、次回の収穫までにはそれなりの期間が必要になるので、必要量によりますが株数はそれなりに必要になるかと思います。
そういう点でいえば空芯菜に関しては種から育てるのがいいのかなと思います。
アスパラ菜
アスパラ菜は「とう立ち」した部分を食べる野菜になります。花の咲く部分がニョキニョキと伸びて花が咲くか咲かないかの頃に伸びた部分の根本あたりから収穫して頂く野菜です。
アスパラの様な甘みがあり美味しい野菜と言われています。個人的には、甘味はありますが「アスパラか?」と言われれば「うーんどうだろう?」と思ったりはします。
美味しいのは美味しいのですけれどね。
アスパラ菜は去年失敗して、今年大成功した葉物野菜になります。
去年失敗したので今年は止めようかなと思っていたのですが、もう一回チャレンジしてみようかと。そう思い立って再挑戦した野菜です。
再挑戦して正解でした。美味しいですし、どんどん脇芽が出てきて何回も収穫できます。家計にやさしい野菜ですね。
しかも春植えと秋植えの2回植えられるんです。お得ですね。
食べる部分もつるむらさきや空芯菜ほどではありませんが、とう立ちした部分だけでなく葉っぱの部分も食べられますし。食べられないのは固くなる中心の茎くらいでしょうか。
そもそも去年は何で失敗したのかというと、アスパラ菜は去年が初挑戦だったのですが、
「これってどこを収穫するのかね?」
と、収穫するタイミングやどこから収穫するのか。というのが分からなかったんですね。
YouTubeや農業サイトなどでアスパラ菜の収穫情報は入手していたものの、どうも「それらのアスパラ菜とウチのアスパラ菜は『何か』が違う」状態だったわけです。
その「何か」が分からないままシーズンを終え、結局アスパラ菜に関しては収穫できずに終わってしまったのです。
今年は土作りを頑張ったためか、それ以外の要因があるのかは分かりませんが、とう立ちの部分も判別できましたし、いい感じで収穫もできました。
去年から一転、来年以降の葉物野菜のホープに躍り出た野菜になります。家計にも優しく美味しい野菜、アスパラ菜。良いですよ。
アスパラ菜は個人的な印象としては空芯菜よりは再収穫までの期間は短いと感じています。とはいえ美味しいので、気が付けば次の収穫まで結構待たなければいけないということにもなるかもしれません。
そうなるとやはり種から育てるのがよいのかなと思います。しかもアスパラ菜を苗で売っているのを見た記憶がありません。ので、やはり種からかなと。そう思います。
試しにやってみようという方でホームセンターなどでアスパラ菜の苗を見つけた場合は、種ではなく苗を購入してチャレンジしてみるのもよいかと思います。
現時点では育てた経験上、これだけしかご紹介していませんが、今後、葉物野菜は色々と手を広げていきたいので、ここでの野菜の種類も増やす予定でいます。思い出したときにでもご訪問いただけると嬉しいです。
プランター栽培や水耕栽培など露地栽培だけじゃない色々な育て方
野菜を育てる方法としては、畑に植える露地栽培、プランターなどのコンテナを使うプランター栽培、基本的に土を使わない水耕栽培などがあります。
その他にも特殊な育て方があるようですが、普通の個人が楽しむ家庭菜園としてはこの3つが一般的なのではないでしょうか。
葉物野菜については種類によっては株がそれほど大きくならないものもあって、露地栽培以外の方法でも十分に育てることのできる野菜があります。
畑はないけれどベランダで野菜を育てたい。という人もいるかもしれません。そこで今挙げた野菜について、それぞれの育て方について考えてみたいと思います。
つるむらさき
個人的な感想ですが、つるむらさきに関しては水耕栽培は難しいのではないかと思います。
これまでつるむらさきを栽培してきた経験上、つるむらさきは弦が伸びて茎が太くなるのでそれなりの広さあるいは高さの場所が必要になるかと思います。
水耕栽培ではそれを支えるには多少難しいのではないかと。そう思うのです。
きっちりかっちり弦を固定して、さらには脇芽処理も適切にしてあげれば不可能ではないかと思いますが管理が面倒臭くなるのかなと。そう思ったりします。
これまたYouTube情報なのですが、YouTubeで見たつるむらさきは茎が細かったんですよね。
その状態なら可能だと思うのですが、僕がここ数年育ててきたつるむらさきは茎が太く、太いものになると直径3センチくらいになるので、つるを支えるために非常に強く固定しなければならない印象があります。
さらにはそこまで大きくなる植物を水耕栽培で育てるとなると液肥の管理も難しくなるのではないかと。
なかなか実現可能なイメージがわかないというのが本音のところであります。
ではプランター栽培はどうでしょう?
プランター栽培なら何とかなるかと思います。去年、ウチでもつるむらさきのプランター栽培をやってみました。
さすがに管理のしやすさや葉の付き方という点では露地栽培にはかないませんが、それなりに育ちました。適切に水やりや追肥をするとうまく育つ可能性があるかと思います。
この場合も弦を支えることが必要になりますので、支えるための道具などが必要になります。僕の場合は屋外の物干し竿につるして育てました。
露地栽培ですが、通常は支柱を立ててそれに固定するか、やぐらなどのようなもの(あるいは合掌造り)を支柱で組んで、横に這わせた支柱につるす。という方法があります。
1株を1本の支柱だけで支えようと思うと結構厳しいものがあるかと思います。
去年、ウチではそれ(支柱1本支え)をやったのですが、つるむらさきが成長しすぎて重さで支柱が曲がりそうになりました。なので、やぐらのようなものを組んでつるすのがいいのではないかと思います。
空芯菜
空心菜は背が高くなる野菜ではないので、水耕栽培、プランター栽培、露地栽培いずれも可能かと思います。
しかし株を大きくボリューミーに育てたいというのであれば露地栽培がいいかと思います。
去年は露地栽培、水耕栽培、プランター栽培と3種類やってみたのですがボリューミーさを求めるのであれば、やはり露地栽培です。プランター栽培や水耕栽培ではそれほど大きくはなりませんでした。
空芯菜の品種として「なつサラダホワイト」というものがあって、この品種は柔らかくて短期間で収穫できる品種であまり大きくしないで収穫するようなのですが、こういった品種に関しては水耕栽培やプランター栽培でもいいかと思います。
先ほども書きましたが、空芯菜に関しては露地栽培をするにしても畑の端を使って植えるとスペースを節約できるのではないかと思ったりします。
多少日当たりに気を付ける必要はあるかと思いますが、そこら辺は数で対応するなどの方法で栽培するのがよいでしょうね。
アスパラ菜
こちらも空心菜ほどコンパクトではありませんがプランターでも栽培できる野菜だと思います。収量や育てやすさに関しては露地栽培と比べると厳しいものがありますが、今年はウチではそれなりに良いものが収穫できました。
水耕栽培に関してはアスパラ菜はやったことがありません。とはいえ、ネットでのアスパラ菜の水耕栽培の成功例もあるようですので期待できるのではと思います。
アスパラ菜はアブラナ科の野菜で、アブラナ科の野菜といえば虫がつきやすいことで有名です。そのため露地栽培をするのであれば防虫ネットや害虫対策が必要になります。
一方、水耕栽培やプランター栽培であれば家の中でも育てるのが可能なので害虫対策としては、家の中で育てられるのであれば多少は手間が減るのではと思います。
収量をとるか手間をとるかという感じではありますが悩ましいところではありますね。アスパラ菜は葉もおいしいですから虫に食われるのはもったいない。おいしいですから収量も欲しい。
となれば、露地栽培で防虫ネットをメインにしてプランター栽培をサブに室内で育てる。といった戦術がよいかもしれません。
その他の葉物野菜
上で紹介してきたのは我が家の一軍野菜の中の葉物野菜なんですが(「アスパラ菜は葉物野菜ちがう」という声もあると思いますが、僕の中では何故か葉物野菜に分類されてます)、以下はそれ以外の葉物野菜をご紹介します。
レタス類
こちらは2022年に水耕栽培、プランター的栽培で育ててみました。
水耕栽培ではそれなりに育ちましたし、プランター的栽培ではもさもさになりました。それが写真になります。
海外のYouTuberさんがプランターの側面に穴をあけてそこからも野菜を育てていたのでやってみました。
それなりにできるものです。野菜栽培のスペースが少なくても空間をうまく使って収穫量を増やすことができますね。
大葉しそ
大葉は知らないうちにそこかしこに生えているという印象の葉物野菜です。
とはいえ、ここに大葉が欲しい。という場所に植えてあれば管理が楽ですので、あえて植えておくのもよいかもしれません。
水耕栽培でも結構簡単に育てられるので、キッチンに水耕栽培で育てるという方法もありですね。
あまり手間のかからない野菜ですので、やったことがないという方でも一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
春菊
春菊はうちでは水耕栽培で育てました。水耕栽培で育てた野菜の中でも結構いい感じに育っていたので割と簡単な野菜なのかもしれません。
2023年は畑でも挑戦したいと思っている野菜ですが、品種によっては摘み取り栽培ができるというものもあり、個人的にはそちらの方がお得感があるのでいいのかなと思います。
とはいえ、摘み取っているうちに難くなって来ないかは心配の一つです。そういった心配があるので育てる株を増やしてみようかと。2023年はそう思っています。
小松菜
小松菜は家庭菜園ではかき取って収穫すれば長期にわたって楽しめる野菜と言われています。
またリボーンベジタブル(リボベジ)というワードでも知られているように根っこを埋めれば再び生えてくるというエコな野菜でもあります。
そんなお得なお野菜を家庭菜園で作らない理由がないと。
そういうわけで我が家で育てる葉物野菜に加えました。
とはいえ、本格的に育てたことはないのでまずは試験的に育てるということから始めてみようと思っています。
さしあたって初めての年は、100均の横長のプランターに数株植えて育ててみて様子を見るつもりです。
また畑の畝の端で育ってみるというのも一つの手かとも思っています。
さらには水耕栽培で育てるという手もありますし。
葉物野菜はいろいろと育てがいがあります。
(ミニ)チンゲンサイ
チンゲンサイも小松菜と同様にかきとり収穫ができるようでエコな野菜です。
リボベジも小松菜と同様。さらには水耕栽培、畑の畝での栽培とほぼ小松菜と同じように扱えるかと。
水菜
某YouTuberさんが水菜は簡単だという話をされていたので試験的にやってみようかと思っている野菜です。
手始めに横長のプランターから。余裕があれば畝の端で少し。
行者ニンニク
行者ニンニクは葉物というにはちょいと毛色の異なる野菜ですが野菜であることには変わりはありません。山菜ですけど。
最近ではホームセンターでも苗を打っていますし、メルカリでも苗を購入することができます。手に入りやすくなりましたね。
行者にんにくを育ててみたいというのであれば、苗の入手に関してはホームセンターかメルカリで対応ができるでしょう。
さて、苗を入手したら植え付けます。行者にんにくは日陰を好むそうで日光が強く当たるところでは葉が焼けてしまうと聞きました。
なので遮光ネットで日光をある程度遮ってあげる必要があります。
ウチの場合は日光を遮るようにマンションが建ってしまったので、幸か不幸か日光が遮られる形となってそれ以降、ぐんぐんと成長し始めました。
肥料的なものは、あまりあげていませんが、気が向いたら化成肥料などをばらまいています。
化成肥料をまくと固くなると聞いたので鶏糞とかそちらのほうが良いのかもしれません。
まとめ
ここまで葉物野菜をいくつか紹介してきましたが、葉物野菜はトマトやキュウリなどの果菜類よりは育てるのが簡単だといわれています。
簡単ですから楽しいですし面白いですよ。そのうえ美味しい。
家庭菜園をやってみたいけど畑がない。あるいは今までトマトやキュウリはやってきたけれど葉物野菜はやったことがない。
といった方は葉物野菜を育ててみるのはいかがでしょうか。





